NCDシステムは、色とイメージの世界を解析するために開発した独自のシステムです
Hue&Tone システムは、マンセルシステム(マンセル表色系)に基づいた色相とトーン( 色調) によって2 次元の平面上に色を分類・整理したカラーシステムです。色の世界を全130 色に集約した基本システムと、全1093 色の実務レベルのHue&Tone システムの2 つを採用しています。カラー調査と統計処理の簡便化を可能にしました。
色に対して抱くイメージは人によって微妙に異なりますが、共通する部分も多く認められます。そのイメージの共通感覚を心理学的研究の蓄積で明らかにしたものが、イメージスケールです。基本のイメージスケールは、イメージの判断基準であるWARM- COOL、SOFT-HARD の座標軸上に単色、配色、言語を配置したものが広く使われています。( 第3 軸としてCLEAR-GRAYISH の軸があり、3 次元のイメージ空間となっています。
曖昧なイメージの世界を「見える化」するために開発されたのがイメージ診断システムです。言語イメージスケールの180 語に対して配色がコンピュータ上にデータベース化されています。テーマにあったイメージ語を15 ~ 20 選ぶことによって、対応する配色がイメージスケール上に表示される仕組みとなっています。イメージ調査( 生活者嗜好、商品、ブランド、CI、景観など)、コンセプトワーク、プランニングなど多目的 に活用されています。このシステムはPC 用にソフトウエア化されています。「イメージアナリスト」のページ。
写真やグラフィックデザインなどの画像データ(画素)を読み取り、イメージスケールやHue&Tone システム上に表示する仕組みです。景観やインテリア、パッケージやWeb などのグラフィックデザインの色彩を解析することができます。